◇だからWindowsなのだ (前書き)
◇録音できなきゃしょうがないのだ。 (初めての録音)
◇保存が問題なのだ。(CD-Rジャケットに印刷)
◇だからWindowsなのだ
昨今DTMが巷で盛んなようです。関連雑誌もいろいろありますね。「あー、俺も(私も)宅録したいなぁ」なんて考えて手に取った雑誌の広告見てメンタマ飛び出しません?
レコーダー、マイクをはじめ、あらゆる機材がとっても高価。
そりゃ値段なりの品質・音質、個性をそれぞれ持ってるんでしょうが、個人で揃えるのはちょっと…っていうレヴェル。DTM始めようとして、例えば手元に15万円用意できたとします。これ以上ビタ一文出さないでゼロから始めようとすると、デジタルMTRを利用するかコンピュータを利用するか、って事に落ち着きます。(僕はそうでした)
----デジタルMTR機かコンピュータかという選択は難しいですが、ここではコンピュータを選ぶとして----
で、コンピュータ何にしようかなって考えると、これ、やっぱりWindowsになっちゃうんですな。
(可哀相なMac。だいぶん安くなったのに。今でも憧れです)何故か? Windowsはマシン自体が安価に手に入りますし、HDR・DTMソフトも豊富です。
Mac用のソフトが貧弱かっていうと全然そんなことはないのですが、Windows用のソフトの魅力は、なんと言ってもその価格です。
その気ならほぼロハで必要と思われるソフトのほとんどは手に入ったり。(もちろん合法的に)しかし、WindowsでHDRするにあたっては、まったく問題がないわけではありません。
バージョンアップに伴うO.Sの変更はMacO.S.より結構大きくて、今まで使ってたソフトが新O.S.に移行できないことはよくあります。
Win95/98/Me系とWinNt/2000系との二本柱でWindows間でもOS.環境がかなり違います。
そして何より、音楽制作に関して、このO.S.、歴史が浅いってのがあります。しかしやっぱりWindowsなのです。
Win機なら職場や学校で利用する機会も多いです。HDR以外に使うときに便利です。
なんて言ったってシェア70%とかのO.S.です。裾のが広い。購入にかかる費用と品質と汎用性・将来性。
これらを秤に掛けると、個人で制作が完結しているアマチュアレヴェルではWindowsが有利です。
もちろんMacも悪くないでしょう。でもきっとWindows使うより何かとお金がかかります。
お金がかけられるのなら全然おっけーなんですけどね。だからWindowsなのです。
◇いろいろなソフトはなるべく安くあげるのだ。
Windows上でSoundを扱う上で便利なツールというのが色々あります。
基本的なものはWindows 標準搭載でもありますが、いかんせん使いにくい。そこでで、優れたフリーウェア/シェアウェアソフトの登場となります。
ここでは実際に僕が現在日常的に利用させてもらっているソフトを紹介。△シンプルなRecorderの部:
・ポケレコ
http://www.e-net.or.jp/user/konishi/ (FW)
・Waverec
(Web siteのURLを失念)(FW)
・WaveHunter
http://www.venus.dti.ne.jp/~hhh/index.html (SW)△各種Playerの部:
・WinAmp
http://www.winamp.com/ (FW)
・RealPlayer
http://www.jp.real.com/ (FW)
・Windows Media Player
(win標準)△Wave Editerの部:
・Yamaha TWE
http://www.yamaha.co.jp/ (FW)△シーケンサーの部:
・MusicStudioStanderd
http://www.yk.rim.or.jp/~frieve-a/ (SW)
・ProTools Free
http://www.digidesign.com/ (FW)△その他ツールの部:
Wave分割ツール(長大なファイル、LiveRecordのトラック切等に)
・Wavez
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley/6144/ (FW)Waveファイル リサンプリングツール
・Wformat
http://www.d2.dion.ne.jp/~taiao/ (私見ですが音質難)(FW)スペクトラムアナライザ
・Wave Spectra
http://member.nifty.ne.jp/efu/ (FW)オシレータ
・Wave Gene
http://member.nifty.ne.jp/efu/ (FW)メトロノーム
・メトロ濃霧
http://www2.freeweb.ne.jp/~joochan/ (FW)(SW/シェアウェア)
(FW/フリーウェア)もちろんこれは一派に公開されている数あるソフトのごく一部。
Vectorやらで探すと色々ありますね。フリーウェア/シェアウェアだけに、音質の良いもの、そうでないもの、バグ未フィックスなど、いろんな意味で結構個性的ですが、これだけあれば大抵のことならできる、というのが凄いですな。とくにシーケンサ、マルチトラックレコーダの類の充実振り。
これらのソフトのおかげでずいぶんHDRの敷居は低くなったんじゃないでしょうか。Macの人には悪いけど、お金、ホントにかかりません。
各ソフト開発した方々に改めて感謝。
◇録音できなきゃしょうがないのだ。 (初めての録音)
「Windowsって録音もできるの?そんな機能あったんだ?」
なんて人に実際に会ったことがあります。
実際に何か録音しようとしたときに、一番最初はとまどう人が多いようです。
慣れてるとなんでもない基本的な手順ですが、実際に説明するとなると、
大抵は"録音コントロール"の設定のところで躓きます。
"録音コントロール"の存在は、音を扱わないユーザーにはあまり知られていないようです。通常、"録音コントロール"は"再生コントロール"から開くわけですが、
・"スタートメニュー">"プログラム">"アクセサリ">"エンターテイメント">"ボリュームコントローラ"を開きます。
・開いたボリュームコントローラを"録音コントロール"に変更します。
・手順は、"オプション">"プロパティ">"録音"にチェックを入れ>"OK"、ですなんて言われてもねぇ…、とっても分かり難い。
そこで、録音コントロールを一発で開くTips。・"スタート">"ファイル名を指定して実行"にて、"sndvol32 /rec"と入力。
これでOKです。(起動にオプション付けるだけですね)
DTM始めたばっかりの友達に電話で説明する時など、ずいぶん説明が楽です、ハイ。
っていうサポセンTipsでした。
◇とにかくクリアーに録音するのだ。
さて、突然ですがウチのPCにはSounBlaster Live!っていうサウンドカードが一枚刺さっています。
このカード、見た目はコアキシャルとオプティカルのSPDIFなんかくっついてていかにもデジタルな感じなんですが、実際のところ収録はアナログ回路を経由するという(AD>DA>AD)、AD二段構えだそうで…。(48000Hz内部処理の代償です。損得勘定ないのかなぁ)
そんなことなので、デジタル→デジタル、というようなダビング作業でもSounBlasterを通すと歪みが生じます。
感覚的には"デジタルダビング"って感じは全くしません。なんせ慎重にレベル合わせしなければいけないのですから(笑)。そこでさんなべしん的、PCにおける録音レベル合わせのTipsです。
(もちろん応用次第でアナログソースのレベル合わせにも使えます)3つのツール(アプリ)を使います。
・スペクトラムアナライザ
お勧めは Wave Spectra http://member.nifty.ne.jp/efu/
・オシレータ
お勧めは Wave Gene http://member.nifty.ne.jp/efu/
・録音コントロール(Win標準)1.まずオシレータを発信させます。ソースは1000hz辺りの、±0db。
2.スペアナでソースの波形を見ます。
3."録音コントロール"フルテン(めいっぱい)で波形はこんな感じです。(クリップして歪みまくってます)
4.歪んでるので徐々に録音コントロールのレベルを下げていきます。(カーソルキー使えます)
5.あるところで突然「グッ」と歪みの少なくなるレベルがあります。
6.その録音レベルでスペアナが受けてるレベルが(その周波数における)最大レベルになります。(*)(*)ウチで使ってる"SB.Live!"は歪み特性もそんなに優秀じゃないようで、いろんな周波数でレベル取っていくとかなり録音レベルが稼げなくなります。ダイナミクスとのかね合いで適当なところで妥協することが必要です。(とくに低域。だからこのカード、低音の定位が甘いんじゃないかな。))
◇ちょっとだけでも物知りだと便利なのだ。
UnderConstruction.
初歩的な音響心理学の応用。耳の特性を利用したTips
ミキサーの基本
◇用語がややこしいのだ。
UnderConstruction.
HDRに特化した用語の由来など
◇保存が問題なのだ。
音楽制作のデータ、皆さんはどうのように保存・管理されてるでしょうか。
ま、人それぞれ自分に合った方法を苦労の末編み出して実践されてると思いますので、ここでは超私的保存Tipsをご紹介。現在、ウチでは終了したセッションに関しては全てCD-Rメディアに保存をしていますが、困ったことにこのメディア、容量が最大で700Mバイト程度しかありません。
MIDIデータならフロッピーにでも入りますが、オーディオ、それもマルチトラックになるとデータは膨大…。
そこで大きなデータを持つセッションは、一曲のデータを複数に分割して複数枚のディスクに移す、という作業が必須になってくるわけです。例えば三枚なら三枚のディスクに保存したとして、問題なのは
「どのデータ(ファイル)がどのディスクのどのディレクトリにあるのか」ということが大変分かり難くなることです。
迷子ファイルを作らないために、ちょっと手間は掛かりますが効果的な方法があります。
それはズバリ、"エクスプローラの表示をキャプチャして含まれる内容をグラフィカルにCDジャケットに印刷しておく”
です。(こんな感じ。サンプル画像(別ウインドウ))
なーんだ、って感じの工夫ですが、効果は絶大。
手に取ったROMに含まれるファイル群が一望できるので、探してるファイルも一発で探し出せる(はず)。(ROMのルートディレクトリにReadMeファイルでセッションに関するデータ(作業ディレクトリや日付等)の説明を書いておくと後々いろいろ便利だったりもします。)